【紹介文】
法律データベースといえば、アメリカだとネクシスとかウエストローとか、
日本だとLEX/DBにマスターライブラリーなどが連想されるけれども、法律に関係するデータベースといえば、
法律事務所で弁護士が受任したり相談した事件パソコンに記録しておくのも、これはこれでデータベースというわけで。
以前法律事務所でアルバイトを始めたとき、その事務所は受任事件がむちゃくちゃ多いのに、
事件簿は紙のノートだった。事件を受任したときに、依頼者や裁判所などの情報を「事件簿」に書き込んで、
事務所独自の事件番号を割り当てる。同じ番号を割り当てた分厚いファイルブックをつくって、
事件の記録はそこに綴り込んでいくという方法で、原始的だけれどもそれなりに合理的だった。
ただし、事件の内容は刻々と変化して、なにがどう変化したかについては事務所の
一般秘書は裁判所に同行するわけでなし、次回期日をカレンダーに書き込むくらいしかしていないので、
ある日弁護士に「A社の件でこのあいだ和解の相談した事件の記録出して」とかいわれても、
優秀で気が利く秘書なら一発で記録を差し出すのだけれども、そんなベテランが不在で、
A社が大口依頼者で何件も事件があったりしたらどれが和解までいっているやら、
相手方の名前くらいわかればまだしも、これも結構おんなじだったりして、おおむね手上げ。
事件簿をみて、終局してないA社の事件をリストアップして(もちろん手書き)、
全部倉庫から出してきて、順番に見ていくしかない。
こんな仕事やってられるか。事件簿はパソコンで管理しようよ。事件処理の進捗もそのつどパソコンに入れておこうよ。
とまあ、己が無能で気が利かないのを棚に上げる必要に迫られたので、
あわてて簡単なデータベースソフトを自作しました。
まあ、おおむね好評で、バイトをやめるまでの数年でだいぶ機能を拡張しました。
法律事務所のワークフローやその特質は事務所ごとに異なるので、このソフトを人様にあげても意味がないだろうと
思っていたのですが、パラリーガルクラブなどで全国のパラリーガルの皆さんの様子を伺ってみると、
「パソコンで事件管理はどうすればいいかしら」みたいな質問が飛び交っていました。
そこで、バイト期間中に作ったソフトの特殊な機能を削除して、ベクターで公開することにしました。
法律事務所事件管理ソフト「プリティーグットパラリーガル(PGP)」です。
フリーソフトですから全国のパラリーガルのみなさん、使えそうならぜひ使って、ご意見をお寄せください。